煌くカウンター
友愛で軽くやったあとの駅への道すがら、
練馬に初めて降りたった時からずっと気になっていたこの店へ足が自然と向かっていた。
今夜は週末。いつものようにはしご。
通りから見える、ガラスばりの壁越しに見える店内は、雰囲気抜群。
カウンターには落ち着いた感じのお客さんでいつも込み合っている印象です。
こんな感じで外から丸見えということもあり、若干入ることをためらうことが何度かあった。
この日は少しだけ勇気を振り絞って入店。
入口正面に座る。
カウンターのみ10席ほど。
目の前ではBottleが煌め、外から見えた通りの洒落た雰囲気のオーセンティックバー。
カウンターからは光が放たれているLightコースター。
初めての店での儀式かのように、ジントニックをオーダー。
そう言えば、メニューはない?
ビクトリアンバットというジンでつくられているそれを見ながら、
隣の席に、あとから入ってきた一人女性の香りを感じる。
決して顔は見ない。いや、見てはいけない。
Lightコースターに置かれたジントニックが放つ妖艶な美しさが、最後の一味。
バランスのいい口当たり爽やかなジントニックはなかなかいい。
この後も次々と訪れる、独り女性客。
皆、常連客のようだが、これほど迄1人でくる女性が多いのもなんだか珍しく、
そして不思議な違和感を覚える。
そんな思いを抱きながらジントニックからモヒートへ。
ミントでコースターの光がさえぎられちょっとだけ暗い感じも2杯目には悪くない。
何も想うこともなく、ただ横から聞えてくる話し声。
おそらく話したくて来ている筈なのに、話すこともできずに
ただゆっくりと飲んでいる人達の微妙な雰囲気を愉しみながら。
学生時代につくって飲んでいた思い出のカクテル、ボッチボール。
そしてレッドアイへと。
いつもはこんなにカクテルなんて飲まないのだが、
カウンターから浮き上がる妖艶な光についつい・・・
そして歩いて帰る、深夜の道。
バー スナイル
住所 東京都練馬区練馬1-18-23
TEL 03-3994-8927
営業時間 【月~木】 19:00~翌2:00 【金・土】 19:00~翌4:00
by michikusao | 2011-11-22 21:58 | 食